幻の橋「タウシュベツ川橋梁」崩落の原因。ツアーで行こう

1年の中でごく限られた期間にしかその姿を現さない「幻の橋」

ところが、そんな名所に現在崩落の危機が叫ばれています。

北海道の中央、上士幌町にある「幻の橋」の現在の姿を追ってみました。

 

タウシュベツ川橋梁

出典:kamishihoro.jp

省略して「タウシュベツ橋」とも呼ぶ。

 

タウシュベツ橋とは

糠平湖にある長さ130メートル、高さ約10メートル、32mの大アーチを持つ、旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群「第三音更川橋梁」にして、人呼んで「幻の橋」

昭和初期に十勝内陸の森林資源の運搬を目的に建設された旧国鉄の遺産です。。

まるで古代ローマ時代の水道橋を思わせる橋ですね。
旧国鉄がJRに民営化された後も、地元住民を中心とした活動で保存されています。

幻の橋

糠平湖の水かさが増える6月頃から湖面に沈み始め8月頃には湖底に沈みます。水かさが減る1月頃から凍結した湖面に再び姿を現すのです

その年の雨量やその他の要因によりますが、例年、春から初夏にかけて湖の水が最も少なく、橋の全容が見えるようになります。

そしてまた、6月ごろから沈み始めて姿を見ることが出来なくなります。

季節によって、その姿が見え隠れするアーチ橋は全国的にも非常に珍しく幻の橋といわれるています。

5月中に水没した年、8月でもまだ橋の全景が見えた年など年によって異なり、その予測も難しいところがまた魅力なのでしょう。

 

崩落の危機

2017年4月、湖面にその姿を大きく表した「タウシュベツ橋」の2か所で大きな崩落が見つかりました。

出典:kamishihoro.jp

かなり大きく崩れてきているのがわかります。

地元、上士幌町でも見学の際に近くに寄りすぎないように注意を呼び掛けています。

ツアーガイドも、「いつ崩落するのか」と不安の声を漏らしているようです。
2017年に大きな崩落が確認された原因は、どうやら2016年夏の大雨で例年よりも湖の水位が高かったためとみられています。

例年よりも高い水位のままで湖が凍結したため、アーチ橋の上部も氷に閉ざされることになります。

糠平湖はダムの役割も持っており、北海道は厳しい冬のため冬場に多くの電力が必要となります。そして発電のため冬季に、水を放出したことによって湖の水位が下がり、その際に橋の上部まで覆っていた氷が橋を傷つけたとみられています。

2003年の十勝沖地震で一部が崩落し、今年の崩落はそれ以来の大規模なもので、すぐに全体が崩落するようなことはないとしても、2003年と同規模の大きな地震が来てしまうと、一気に崩れ落ちてしまう可能性も否定できないようです。

 

何とか保存していく方法はないものでしょうか?

貴重な文化遺産を守っていきたいものです。

 

タウシュベツ橋を見に行く

北海道のど真ん中。

鉄道も近くを通っていない地域になりますので、車での移動が基本となります。

最も近い空港は「とかち帯広空港」
羽田から約1時間半のフライトです。

とかち帯広空港でレンタカーを借りて、車で約2時間弱というところでしょうか。

意外に行きやすいとお思いでしょうか?

しかし、残念ながらタウシュベツ橋に行くためには林道入り口のゲートを通る必要があり、原則として進入禁止。

通行許可書が必要となります。

タウシュベツ橋が有名になり、観光客の増加によって狭い林道を抜ける道での事故が増えたことなどが原因で規制が強まったようです。

ちなみに、通行止めなのは「車両」つまり、徒歩ならば通行可能と解釈できますが、間違っても徒歩で行こうなどと考えないことです。

なぜならば、この辺りは熊、特に最も巨大なヒグマの生息地で、林道を歩いていると出没する危険性が高いです。

したがって、タウシュベツ橋を見に行くためには公的な通行許可をもらい、地元をよく知るガイドによる、有料のツアーに参加するのがベストです。

 

タウシュベツ橋ツアー

早朝タウシュベツ橋ツアー 2017

クラブツーリズム「日本の秘境ツアー」

NPOひがし大雪自然ガイドセンターでも定期的にツアーを組んでいるようです。

ツアー

 

タウシュベツ橋の動画

2017年6月2日追記


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