シバンムシ・ゴキブリよりも厄介な害虫の発生場所【駆除方法】

家庭で嫌われる害虫の代表といえば「ゴキブリ」

しかし、「ゴキブリよりも厄介な害虫」が話題になっています。

いつも間にか大量発生する不快な虫。

発生原因、対策などを調べてみました。

 

シバンムシ

英名「death-watch beetle」

虫の名前にdeath「死」がつくんですね。

そう、シバンムシの「シバン」とは「死番」。つまり、死の番人を意味するようです。何という不吉な虫でしょうか。。。

ヨーロッパ産の木材食のマダラシバンムシの成虫は、頭部を家屋の建材の柱などに打ち付けて「カチ・カチ・カチ……」と発音して雌雄間の交信を行うが、これを死神が持つ死の秒読みの時計、すなわちdeath-watchの音とする俗信があり、先述の英名の由来となった。    (wikipedia)

多くの種が存在するシバンムシですが、特に日本の家屋で発生しやすいのは「タバコシバンムシ」「ジンサンシバンムシ」です。

 

タバコシバンムシ

成虫は体長約2.5mmの小型の甲虫。

出典:虫退治.com

ジンサンシバンムシ

タバコシバンムシよりやや細長い。

出典:虫退治.com

動きも遅く、数が少なければさほど気にならないのではないかと思いますが、これが大量発生することがあるようです。

それこそ、数十匹、百匹以上ともなるとゾッとしますよね。

発生源を特定し駆除することはもちろんですが、本格的に暑くなる前の予防が大事です。

 

シバンムシの発生源

一般住宅・店舗・食品倉庫などどこでも発生が見られる食品害虫で、5~6月ごろから活動が始まり、10~11月まで活動します。

暑い時期に発生するということから考えて、ジメジメと湿度が高かったり、不衛生な環境で腐った食べ物が発生源では?と思いがちですが、違うのです。

 

シバンムシは、保管してあるパン、小麦粉、そうめん、ココア(粉)、コーヒー、種、ゴマ、香辛料、乾燥しいたけ、乾麺、ソバ、ペットフードなどあらゆる乾燥した植物質のものから発生します。

また、食品以外でも、ドライフラワーが発生源となることもあります。

乾燥食品は腐らないので、食べかけのものを放置してしまうことも多いですよね。

例えば、乾麺を使い切らないで残りを開封したまま保存したり、スナック菓子の食べ残しなどはシバンムシの大好物を用意してあげているようなもので、格好の発生源です。

 

その他、畳のワラ床からも発生することがあり、この場合、常に餌(畳)があるので、駆除が難しくなる場合があります。

 

また、「発泡緩衝材」が発生源となる場合もあります。

ネット通販などで商品を傷つけないために使われる、白くて丸くて柔らかい緩衝材です。このうち、とうもろこしなど植物由来の原料を用いたエコタイプのものがあり、ここがシバンムシの発生源となります。

不要になった緩衝材を「いつか使うかも」と保管しておくことってありますよね。

これは危険です!

 

シバンムシ対策の基本

まずは、発生の原因となる要因を排除することが最優先です。

シバンムシが発生した食品などはすべて廃棄して、発生場所はもちろん、床や棚などもこぼれた食品がないように丁寧に掃除をします。

 

掃除が終わったら、乾燥食材の保管場所をチェックしましょう。

出来れば冷蔵庫保管がベストですが、すべてを冷蔵庫保管にするのは難しいですよね。

少なくとも一度開封したものや長期間保存するようなものは、密閉容器に入れるようにしましょう。

100円ショップでも購入できますので、種類別にいくつか用意しておくと便利です。

密閉容器で保管することで、発生がしにくくなることと同時に、もし発生してしまった場合にも、範囲が限定されるので駆除がしやすくなります。

 

ただし、密閉性が甘い容器ではわずかな隙間からも侵入するし、ビニール袋や包装紙程度は穴を開けて侵入するので、密閉性の高さを確認して購入しましょう。

 

シバンムシを駆除するには

実際に大量発生してしまったシバンムシを駆除するには、限定された場所での発生ならば、一般的なスプレー殺虫剤での駆除が基本となります。

殺虫剤は、ゴキブリ用ではなく「不快害虫用」を使ってください。

 

おススメは次のような殺虫剤です。

「虫コロリアース(エアゾール)」

「イヤな虫専用キンチョール」

 

室内に大量発生しているなど、スプレーの駆除では追いつかない場合、あるいは、シバンムシが室内を飛んでいるような場合は、くん煙剤などでの駆除がおススメです。

大きい店でないとゴキ・ダニ用しかないことが多いので、大型店か通販で探してください。

おススメは

「虫コロリ ノンスモーク霧タイプ」

「虫コロリ 一撃必殺」

「バルサンいや~な虫」

 

また、このような誘引捕獲セットプロの駆除業者が使用するアイテムです。

シバンムシが畳に発生したら

問題はシバンムシの発生源が畳の場合です。

畳全体がシバンムシの餌となるので、スプレーやくん煙剤で駆除をしても、いたちごっこで継続にシバンムシが発生し続けます。

そして、幼虫に体外寄生する天敵のハチであるシバンムシアリガタバチが発生してしまい、このハチは人を刺しますので、そのような事態になることは何としても避けたいですね。

畳の表替えをしても畳床がそのままだと完全な駆除は難しく、スミスリン粉剤を撒いても一時しのぎ。

 

根本的に駆除するためには、加熱乾燥処理するのが最も有効です。ただし、これは天日干しにする程度では効果も限定的で、判断が難しいところでもあるので、畳屋さんに相談することをおススメします。

予算が許せば、最後の手段は、畳ごと交換することでしょう。

 

駆除が終わったら

無事に駆除が終わっても安心してはいけません。

シバンムシは羽化してから10日前後してから繁殖するために外に出てきます。

駆除をしたといっても、それは外に出てきたシバンムシのことで、駆逐後10日くらいで新しいシバンムシが出てきたら、発生源を完全に排除しきれていなかったということになります。

2週間くらいたっても発生してこなければ、そこで初めて駆除成功です!


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