池上公一・教師の覚せい剤事件【勤務校・前任校はどこ?】再び教壇に立つことはできるのか不安

教師が覚せい剤所持容疑で逮捕されるというとんでもない事件が起こりました。

路上で覚醒剤を所持していたとして、警視庁が埼玉県所沢市の市立中学教諭、池上公一容疑者(27)を覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕していたことが、捜査関係者への取材でわかった。

池上容疑者は「使う目的で持っていた」と供述しているといい、同庁は覚醒剤の使用についても調べる。

捜査関係者によると、池上容疑者は13日午前2時ごろ、東京都新宿区北新宿1丁目の路上で、微量の覚醒剤を持っていた疑いがある。

警察官が職務質問し、所持品の中から覚醒剤を見つけたという。
(出典:朝日新聞)

なお、池上容疑者は今年4月に採用され、所沢市立山口中学校に赴任。

校内での主な担当としては

専門教科は国語

2年生の副担任

男子卓球部の顧問

 

無断欠勤等もなく、真面目な勤務態度であったということです。

まあ、学校の先生ですから無断欠勤する人はほぼいませんよね。

 

この事件を受けて、所沢市教育委員会学校教育部の岩間健一次長は、次のように述べました。

「このような事態が起きたことは誠に遺憾だ。今後、臨時の校長会で各学校の校長に呼びかけて研修を開いていもらい再発防止に努めたい」

研修って何をするのでしょうか?

覚せい剤やダメですよって?

公務員としての自覚をってところでしょうが、そんなことは百も承知なわけで、とりあえず研修でもしなければ示しがつかないというところでしょう。

 

ちなみにネット上では、27歳で初任というところに引っかかったコメントが多く見られましたが、現在は大学卒業してそのまま23歳で採用となる人は意外に少ないのが現実です。

数年間講師をしたり、産休代替を務めながら採用試験を何回かチャレンジという方が多いようです。

池上容疑者も、前任校が、ふじみ野市立葦原中学校のようですので、産休代替など期限付き採用だったと思われます。

いずれにしても、

「27歳までふらふらしているようなだらしないやつだった」

というのは的外れだと思います。

 

顔写真は現在のところ入手できていません。

本人も認めているわけですから公表してもいいと思うのですが、なぜ非公開なのですかね?

警察の意図がわかりません。

 

池上容疑者の勤務していた学校

所沢市立山口中学校
〒359-1145 埼玉県所沢市山口1345

「みんなの中学情報」によると

 

微妙な評価が多いような印象ですね。

あくまでもこのサイトに限った評価ですが、埼玉県内267校中の266位という評価になっています。

 

ちなみに、正規採用前の前任校はこちら

ふじみ野市立葦原中学校
〒356-0001 埼玉県ふじみ野市川崎310

こちらは、「みんなの中学情報」による評価では、埼玉県内267校中、55位です。

 

覚せい剤に手を出すような教師をかばい立てするつもりは毛頭ありませんし、本人が罪を認めた時点で顔写真も公開すべきと思っています。

その上でですが、もしかしたら

新任で生徒とうまくいかないような部分が多くあり、部活動も運動部で休みも少なく、心身ともにかなり疲弊していたということは十分に考えられます。

もちろん、それでも弁解の余地は一切ありません。

 

覚せい剤取締法違反

今回の罪状は、「覚せい剤所持」

そして、本人が使用するために所持していたことを認めているので、おそらく「覚せい剤使用」で再逮捕となるでしょう。

では、それがどの程度の量刑になるのかといえば

刑法では

覚せい剤を使用し又は所持し、さらには譲り渡したり譲り受けた者については10年以下の懲役

罰金刑はありません。

有罪=懲役刑です。

 

判例から見た相場としては、

初犯

単純な覚せい剤の所持や使用

反省している

この3点を満たしていれば、ほぼ

判決は懲役1年6月、3年間執行猶予

 

これは一律決まっているのかな?というくらいほぼ横並びです。

もともと日本の裁判所は判例主義ですからね。

 

なので、本人がすでに罪を認めているので、反省を見せればほぼまちがいなく、懲役1年6月、3年間執行猶予でしょう。

つまり、刑務所に入っての実刑は免れることになります。

 

近年は覚せい剤取締法違反について、もっと厳罰化すべきとの意見が多いのですが、これが現実です。

 

再び教壇に立つことはあるのか

さて、最も危惧されるのは、池上容疑者が再び教員となり教壇に立つことが可能なのかです。

最近でも、わいせつにより現職で逮捕され懲戒処分を受けながら、前歴を偽り、他県で臨時教員として採用されて再犯に至ったケースもありました。

https://newstopic21.com/3069.html

まず、現職の教員の覚せい剤取締法違反ですので、まず間違いなく懲戒免職。

つまり、クビになることは間違いないでしょう。

 

その時点で禁固刑以上の判決が確定すれば、教員免許を取り消されます。

教育職員免許法

第二章 免許状

(授与)
第五条
(略)ただし、次の各号のいずれかに該当する者には、授与しない。

四 禁錮以上の刑に処せられた者

五 第十条第一項第二号又は第三号に該当することにより
免許状がその効力を失い、当該失効の日から三年を経過しない者

六 第十一条第一項から第三項までの規定により
免許状取上げの処分を受け、当該処分の日から三年を経過しない者

第三章 免許状の失効及び取上げ

(失効)

第十条 免許状を有する者が、次の各号のいずれかに該当する場合には、
その免許状はその効力を失う。

一 第五条第一項第三号、第四号又は第七号に該当するに至つたとき。
二 公立学校の教員であつて懲戒免職の処分を受けたとき。

三 公立学校の教員(略)であつて同法(地方公務員法)

第二十八条第一項第一号又は第三号 に該当するとして
分限免職の処分を受けたとき。

問題は、教員免許を再取得することが出来るかどうかです。

 

ここから先は私の知識による推測ですので、必ずしも正しいとは限りません。

 

懲役や禁錮の実刑を受けた場合は、刑期満了から10年経過するまで本籍地の市町村の犯罪人名簿に記載されます。

その間は教員免許は取得できません(刑法34条1項前段)。

逆に言えば、執行猶予が付けば、猶予期間終了後、執行猶予が付かなかった場合でも、執行終了後、10年間で犯罪人名簿から抹消されます。

そして、教員免許は一定の単位を取得すれば得られるもので、教員免許取得のための面接等はありませんので、それ以降であれば、法律上は教員免許を取得することは可能です。

つまり、一般的な相場通りに執行猶予1年半ならば、11年半後には教員免許取得が可能になるのです。

 

そして教員免許を取得すれば、形式上は教員採用試験を受けたり、非常勤講師などを希望して採用される可能性はあります。

そんな馬鹿なと思いますが、日本の刑法は更生されることを目的としていますので、それが現実です。

 

もちろん、採用する側が事前にその情報をキャッチすれば採用を見送ることは間違いないでしょうが、かつての事件のように改名するなど他人になりすまし、前歴を偽ることはできてしまいます。

一般の公務員ならばまだしも、教員だけは「禁固刑以上は教員免許を二度と取得できない」という制度にならないものでしょうか。

※もし私の理解に誤りがあれば、ご教授いただければ幸いです。

 

過去の教師による覚せい剤取締法違反

名古屋市の中学校教諭逮捕、覚醒剤使用疑い 愛知県警

2017.5.29 20:27

愛知県警千種署は、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで名古屋市立高針台中学教諭の坂上周作容疑者(44)=同市東区砂田橋=を逮捕した。

逮捕容疑は19~28日の間、名古屋市内などで覚醒剤を使用したとしている。「使用したことは間違いない」と容疑を認めている。

(出典:産経ニュース)

 

違法薬物受け取り懲戒免職 鹿児島県の小学校教諭

2017.7.6 17:31

鹿児島県教育委員会は6日、違法薬物を受け取ったなどとして、麻薬特例法違反の罪で起訴された同県和泊町の小学校教諭、福田孝一郎被告(35)を懲戒免職処分にした。

福田被告は、知人男性に違法薬物の入手先を教えたほか、覚醒剤とみられる薬物を受け取ったとして、5月に麻薬特例法違反の疑いで鹿児島県警に逮捕された。

(出典:産経新聞 )

 

覚醒剤使用の疑いで小学校講師を逮捕

2017/3/6(月)

大阪府枚方市の小学校の臨時講師の男が、覚醒剤を使用した疑いで警察に逮捕されました。

覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、枚方市立桜丘小学校の臨時講師・喜野遼容疑者(27)です。警察によりますと、喜野容疑者は今年2月下旬から3月6日までの間に、覚醒剤を使用した疑いが持たれています。
(出典:毎日放送 )

 

覚醒剤所持容疑 小学校非常勤教員を逮捕 三鷹市

2016年9月20日(火)

ホテルで覚醒剤を持っていたとして、警視庁王子署は覚せい剤取締法違反容疑で、東京都三鷹市立小の非常勤教員、山田宜裕容疑者(57)=武蔵野市=を現行犯逮捕した。同署によると、容疑を認めている。

(出典:産経新聞 )

 

東海大相模高教諭が覚醒剤を所持「ネットで知った密売人から購入した」 元ラグビー部顧問、大阪府警が逮捕

2016年6月28日

マンションの部屋に覚醒剤を隠し持ったとして、大阪府警が覚せい剤取締法違反(所持)容疑で、東海大相模高校(相模原市)の教諭、今井隆友容疑者(49)を逮捕していたことが28日、府警への取材で分かった。「インターネットで知り合った密売人の男から購入した。知人と使うつもりだった」と容疑を認めている。

(出典:産経新聞 )

 

大津の中学教諭が覚せい剤 愛知県警、容疑で逮捕

2016年2月24日

愛知県警薬物銃器対策課などは二十三日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、大津市立瀬田北中教諭、中村公一容疑者(51)=京都市南区=を逮捕した。

逮捕容疑では、一月下旬~二月一日ごろ、京都府内や周辺で、覚せい剤若干量を何らかの方法で、自分の体内に摂取したとされる。

県警によると、中村容疑者は「覚せい剤かもしれないと思って使用した」と、容疑をおおむね認めている。
(出典:中日新聞)

これは実際に報道された中のほんの一部です。

実際にはまだまだ多数ありました。

 

ネット上では当然ながら非難の嵐です。

予想通りですが、その中には

「教師を見たら犯罪者と思え」

というような書き込みがあります。

本当に一生懸命頑張っている先生方までが白い目で見られてしまうようなことにならないことを願います。

そして、池上容疑者にはぜひとも厳罰と、二度と教育の現場に足を踏み入れることがないように望みます。


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