みちびき3号打上成功で私たちの暮らしがどう変わるのか

人工衛星は現代の科学技術を支える柱。

カーナビから軍事まで幅広い利用が可能です。

準天頂衛星みちびき3号機、打ち上げ成功 地上の位置を高精度に測定へ 

日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う、準天頂衛星みちびき3号機を載せたH2Aロケット35号機が2017年8月19日14時29分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功しました。

 

天候不良、ロケットの不具合により2度に渡り延期された末の打ち上げでした。

ちなみに、H2Aロケットは29回連続の成功となりました。

 

準天頂衛星システム

主に日本地域向けに利用可能とする地域航法衛星システム。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と内閣府の特別の機関の宇宙開発戦略推進事務局が準天頂衛星を用いてシステム構築を目指しています。

このプロジェクトに投じられている資金は約2600億円という国家的大プロジェクトです。

引用:jaxa

みちびき

2010年9月11日 H-IIAロケット18号機で打ち上げられた。

当初は2009年度中の打ち上げを目指していたが、2度にわたり延期されていた。

衛星開発費は約400億円。

みちびきの設計寿命は10年だそうです。

 

みちびき2号機

2017年6月1日、2号機がH-IIAロケット34号機で打ち上げられた。

 

みちびき4号機

みちびき4号機は、種子島宇宙センターからH-IIAロケット36号機で打ち上げられる予定。

引用:朝日新聞

1,2,4号機が日本のほぼ真上(準天頂)に長時間とどまる特殊な軌道を飛行するのに対し、衛星の場所を分散し、測定精度を高めるため、3号機は赤道上空の静止軌道を飛行します。

 

みちびき打ち上げ成功で何が変わる?

今やカーナビ、スマホの地図アプリなど日常生活でも欠かせないGPS

GPSは衛星からの信号を基にして一を特定するのですが、これまでのGPSでは、アメリカが軍事用に開発したシステムを利用していて、地球全体を31機の衛星でカバーしています。

そうすると、日本の上空をいつでも衛星が飛んでいるとは限らず、遠い位置からの衛星の電波が高い建物に遮られたり、大気の層の影響で電波が乱れたりして誤差が出やすくなります。

その誤差は、最大10mといわれていました。

しかし、『みちびき』では、日本からオーストラリア上空にかけてを3台の衛星が周回するため、必ず1機以上が日本の真上に留まることになります。

引用:wikipedia

電波が真上から受けられるために、高層ビルの影響などもほとんど受けることが亡くなります。

さらに、大気の層の影響を修正する機能もあるため、より正確な位置情報を得ることができるのです。

その誤差は、最小6cmということですので、ほぼピンポイントに近いですね。

今後、平成35年度には7基体制として、アメリカのGPSに依存しない自国での位置情報システムを確立することを目指しているそうです。

次のページでは、みちびきで私たちの生活が便利になる、その具体例をお知らせします。


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